具体的には何をすればいいと思う?
はい!具体的には、この3つを考えています!
- 再配達を有料化!
- 家に配達しに来る前に、通知するサービスの実現!
- 宅配ボックスの無償配布!
まずは、[1]について話そう!
再配達を有料化!
私は反対ですね。国交省のアンケート調査*によると、1回目の配達で受け取れなかった人達の約4割は配達に来ることを知らなかった人達。配達に来ることを知らなく外出しただけなのに、帰ったら不在票がポストに入ってて再配達の依頼にお金がかかります、ってなったらその人達がかわいそうですよ。もし、わかってたとしてもその人達にだって予定があるんだから一日中家にいるわけにはいかないでしょう?
*:国交省 平成27年9月25日 アンケート回答の結果について
たしかに...。
それなら、時間指定の無料化や1回目の受け取りで通販サイトで使えるポイントをキャッシュバック!とかどう?
当サイトアンケートによると、再配達を有料化(400円*)することに約1割の人しか納得していなかったけど、時間指定が無償化されるなら約6割の人が納得してくれるみたいだよ!
配達前にメールや電話(自動音声応答)で通達すれば、配達に来ることを知らなかったなってことも減ると思うよ。これについては、あとで具体的に話そう!
先生に怒られたくないから宿題する、みたいな嫌な考え方の仕組みだと思うけど、
1回目で受け取る人と数回目で受け取る人の配達料が同じってことのほうが、ユイは不平等だと思うな。
実は、極論を言ってしまえば、私は再配達をなくしてもいいと思っているし...。
再配達問題のページの検証で、再配達がすべての荷物のうち15%以上を超えた場合は再配達をせずに、営業所やコンビニなどの集約地に自分で取りに行くほうが圧倒的にいいという結論が出たんだけど、国交省の試算*によると2014年の再配達の割合は約19%だったの!だから、私は再配達をなくして自分たちで取りに行くようにすればいいと思うの...。
※料金はネットスーパー(西友)の再配達料が400円であったため。しかし、実際に有料化されることになった場合、(多くは)クール便でないこと、拠点の整備が進んでいることなどから、これより安くなると思われる。
*:国交省 平成27年8月25日 宅配の再配達の発生による社会的損失の試算について
うーん...流石に再配達は消すべきではないかな。やっぱり不便だし...。
[再配達の有料化]+[時間指定の無料化]or[ポイントのキャッシュバック]にしよう!
仮にキャッシュバックを導入するなら、何円分がいいかについても話し合ってみない?当サイトアンケートによると、半数以上が納得するには200円分以上って回答だったけど、これだと高すぎると思うんだよね...。
そしたら次は、[2]について話そう!
家に配達しに来る前に、通知するサービスの実現!
タクミが言ってくれたように国交省のアンケート調査*によると、1回目の配達で受け取れなかった人達の約4割は配達に来ることを知らなかった人達。ということは単純に考えれば、配達が来ることがわかっていたら、約4割の再配達が消えるということよね!これはすごい!
*:国交省 平成27年9月25日 アンケート回答の結果について
ネット通販で買ったものなら、そのアカウントや連絡先情報を使ってメールや電話で、宅配便や懸賞などなら電話(自動音声応答)で通達して、そのタイミングで時間指定もできるようにすればいいと思う。
今もそういったサービスを提供している宅配業者はあるんだけど、住所や電話番号を登録して会員になる必要があったりと面倒だから、そういったことをせずに通知が来るようになったらいいな♪
そのためには通販サイト宅配業者で情報を共有できるような仕組みがあるといいかもね。
あと、ドミノ・ピザのピザトラッカーみたいなかんじで、配送トラックの現在位置、だいたいのルートと到着予想時間が見れるサービスがあると便利だね!
時間指定は選択肢の幅が2時間位と広くて、ちょっとコンビニ行ってくるっていうのができなかったから。
それは便利だね!
18時~20時で時間指定したとき、近所の本屋に行きたいけどもう18時だから行けないなって待ってたら、19時50分頃に配達が来たこと何度もあったもん!
1時間くらいあったなら外出できたじゃん!ってね(笑)
それに数分後に来ることがわかったら、服を着替えたり化粧したりもできるしね!
宅配ボックスの無償配布!
どの位の効果があるの?
福井県あわら市とパナソニック株式会社が行った実験によると、宅配ボックスを設置していると、していない場合に比べて84%*5も再配達が減りました。
宅配ボックスが再配達を減らすのにいかに効果的かがわかると思います。
しかし当サイトアンケートによると、戸建ての宅配ボックスの設置率は集合住宅の1/3程しかないのです。また、半分以上の家には宅配ボックスがありません。
国交省の試算*2によると、1日の平均労働時間を8時間、年間労働日数を250日としたとき、年間9万人のドライバーが再配達に費やされているのです!2015年に14万人のトラックドライバーが不足すると言われていた(国交省の報告書*6)なかで、年間で9万人のドライバーが再配達に費やされていると思うと、絶対に再配達を消さなければ!と思いませんか?
そこで思いついたのが、通販サイトを利用する全世帯への布製簡易宅配ボックスの無償配布です!なお、ここでは簡易宅配ボックスの値段を5000円と仮定するよ。
あくまでも、大まかな計算になりますが...
*2:国交省 平成27年8月25日 宅配の再配達の発生による社会的損失の試算についてより,
*3:総務省 平成27年国勢調査より, *4:総務省 平成29年10月分 家計消費状況調査より,
*5:福井県あわら市、パナソニック株式会社による「宅配ボックス実証実験」最終結果報告より、宅配ボックスの設置により再配達が49%から8%へ減少したとあるため、(0.08/0.49)*100=約16%の荷物が宅配ボックスを設置しても再配達になったとわかる。
*6:国交省 平成20年9月 輸送の安全向上のための優良な労働力(トラックドライバー)確保対策の検討より,
えっ!?これホントに!?
でもこれって、1年間で9万人分の仕事がなくなっちゃうってことじゃないの...?
その心配はないと思うよ!
さっきも言ったように、今は9万人を上回る数のトラックドライバーが不足していると言われているから。むしろ、適度に仕事が減って休みを取りやすくなると思うよ。
3375億円は企業がドライバーに払っているお金だから、国からしてみれば3375億円の消費でも934.5億円の消費でも関係のない話かもしれないけど、こういう話ってA市で配達をしているB社とC社っていう物流業者があったときに、どちらがいくら出すかってことで混乱するだろうし、国こういったことをしてくれると嬉しいな!
戻る考えよう次へ